「味の素」を料理に使うと
とても美味しくなります。
僕は子供の頃から「味の素」、
つまり「グルタミン酸ナトリウム」を
随分たくさん摂取してきたし、
もちろん今もまったく摂ってない
わけではありません。
インスタント食品をはじめとする加工食品や
外食で利用するレストランや食堂などでは、
ほぼ例外なく「グルタミン酸ナトリウム」
が使われています。
昔、「グルタミン酸ナトリウム」は
石油を原料につくられており、
不純物が残留する可能性が
全くないとは言えなかったので、
その害毒性が問題になったことも
あったようです。
今は「サトウキビ」を原料に、
発酵技術によってつくられているので、
そうした心配はないと言います。
僕が「グルタミン酸ナトリウム」に
悪いイメージを持つようになったのは、
ある作家のエッセイに書かれた
「グルタミン酸ナトリウム」の
製造過程を読んだ時からでした。
話の真偽はわかりませんが、
「材料はサトウキビの砂糖を絞った後の
真っ黒なタール状の物質」といった
非常にネガティブな内容でした。
まあ、それを真に受けて、
すぐに「グルタミン酸ナトリウム」を
摂らなくなったというわけではなくて、
とにかく「真っ白に精製されたもの」
は食品というより化学物質であり、
できるだけ摂取を控えた方がいいということを、
栄養学の本などで読んだことによります。
もちろん「真っ白に精製されたもの」には、
「グルタミン酸ナトリウム」だけではなくて、
砂糖や塩、白米や小麦粉なども含まれます。
だから僕は、砂糖や塩は精製度の低いものを、
米は七分づき程度に自宅で精米して食べるようにし、
特に必要ではない「グルタミン酸ナトリウム」は
摂らなくなったということなのです。
日常的に使う「だしの素」やその他の素材も、
できるだけ「化学調味料不使用」のものを選び、
「グルタミン酸ナトリウム」を摂らないことには、
割とこだわった食生活をしています。
それが健康上どのような効果があるかは、
全く分かりませんし、気分の問題以上のことは
ないのかもしれません。
しかしながら一点だけ、
「グルタミン酸ナトリウム」に対する舌の感度は、
非常に敏感になります。
その料理に「グルタミン酸ナトリウム」が
使われているかどうかは
食べればすぐにわかります。
うちの近所のラーメン屋さんが
当初は「グルタミン酸ナトリウム」を
使っていなかったのですが、ある時期から、
割と大量に使うようになりました。
特にそのことを
店主に聞いたわけではありませんが、
舌に絡みつくような旨みの感覚から
それは間違いありません。
現代の消費者は、辛みにしても、
コクにしても、そして旨みにしても
強い刺激、パンチを求めています。
だから、そのラーメン屋でも、
「グルタミン酸ナトリウム」を使い、
「油そば」などのコク深いメニューを
増やしていったのだと想像します。
まあ、僕はそうした人工的なコク、
旨み、まったり感などよりも、
生のままの美味しさを味わいたいと
思っているのです。
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個人的な*感想*ですねお疲れ様デス
真偽かわからないや、うわさで批判されても、それは中傷になりますから、根拠を出しましょうね。
とりあえずイメージだけで語ってるのはわかった。
全く同感です。家で味の素を使用したことがないので、味の素が入っていることを知らずに食べると、食後長く舌に残って唾液が止まらず気持ち悪くなり「あれ、今日何食べたかな?」と振り返ってすぐわかります。長く英国に住んでいましたが、人々に味の素を使う習慣がないため、本当に味の素フリーの生活でした。食が美味しいと評判の日本に来て嬉しくて、当初、外食や惣菜や弁当を試しましたが、何も食べても同じ味がする。不思議でした。全部味の素が入っているからだと思います。本来、食材が持っている繊細な旨みを、味の素の強力な旨みが、塗り替えてしまう。だから同じ旨みになってしまう、と感じました。一方、高級日本料理店の中には味の素が入っていないところも多く、本当に美味しいと思える店があります。高級店でも、食後、舌に変な感覚が長く残る店もあります。
日本人は味覚が繊細だと聞きますが、味の素漬けの食文化になってしまっては、実際のところどうなのでしょうか。「味の素が入っているから、何を食べても美味しい。」は、立派な依存症であり、一種の味覚障害です。戦後貧しかった日本に浸透させ、日本が豊かになってくると次の市場を求めて貧しかった中国に浸透させ、さらには中東を含むアジア全体にも味の素依存症を作り出してきた味の素の功罪は大きいと思います。今はumami に名前を変えて、欧州にも広げようとしています。いったん依存症をつくりだせば、会社は成長し続けます。日本を代表する会社なので政府も何も言いません。不気味な企業だと思います。
同感です。
うちの母親も子供のころから添加物を使わない料理を作って食べさせてくれました。外食もめったにしませんでした。
なので、大人になり外食をするとどこへ行っても同じような味がして、素材そのもので自炊したときにホッとする感覚が芽生えたんだなと気づきました。
外食よりも自分の料理が美味しいと思うのはそのためなんだと思います。
8月16日にコメントされた方と全くの同意です。
味の素を入れた方がいいとYoutuberがしきりに宣伝していますが、自分がせっかく育ててもらった本物の味覚を大事にしていこうと思います。