例年、2月3日に行っている節分は、
暦の関係で今年は2月2日。
「鬼は外、福は内」と掛け声をかけて豆まきをし、
そのあと年の数だけ豆を食べるという
昔ながらの風習を楽しむご家庭も多いことでしょう。
ところが消費者庁が
「5歳以下の子どもには豆を食べさせないで」
と呼びかけているとか。
『消費者庁が全国の医療機関から寄せられた情報をまとめたところ、
14歳以下の子どもの食品による「窒息」や誤って気管などに入ってしまう
「誤えん」の事故は、この10年間に164件に上っており、このうちの86%にあたる141件が、5歳以下』だという。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210128/k10012837241000.html
確かに子供が様々なものをのどに詰まらせる事故が
発生しているのは事実だろう。
しかしながら、5歳以下の子供の場合、10年で141件、
1年にするとわずか14件である。
さらに、豆・ナッツ類に限定すると、10年で31件、
1年にするとわずか3件である。
節分の豆に限定すると、いったいどの程度の事故が
起こっているというのだろう?
子供時代には、病気や事故など
様々な危険に見舞われる。
しかしながら、そうした危険を乗り越えて
子どもは大人になっていくのである。
毎年、数件しか起こらない事故に、
消費者庁が「5歳以下には豆を食べさせるな」
とまで介入するのは明らかに行き過ぎで、
注意喚起で充分ではないだろうか?
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