最近「植物性乳酸菌」を奨める記事を
よく目にするようになった。
乳酸菌といえばヨーグルトだが、
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は
胃酸によってその99%が
死んでしまうという。
しかしながら、乳酸菌は死んでも
健康効果を発揮するとも言われており、
どの程度の乳酸菌が死滅するか
については諸説ある。
乳酸菌製剤やサプリには、
ほとんどが「生きたまま腸に届く」
という機能が訴求されており、
そういう意味から行くと、
やはり生きていた方が
健康効果は高いのだろう。
あれほどヨーグルトの乳酸菌が
腸で良い働きをすると信じてきたのに、
その大部分が胃酸で死滅するとか、
いや死んでも効果があるんだとか言われても
「なんだかな~」という感じだ。
さらには栄養の宝庫
と言われていた牛乳までが、
「人体に有害」「子供に飲ませるな」
「そもそも日本人には合わない」
などと言われる始末で、
これまで信じていたことは何だったのか
と思ってしまう。
さて乳酸菌だが、
こうしたヨーグルトに対する
ネガティブな情報を反映して、
注目されているのが植物性乳酸菌だ。
植物性乳酸菌とは植物を母体として発酵を行う、
漬物や味噌などに含まれる乳酸菌を言う。
植物性乳酸菌はヨーグルトなどの乳酸菌より胃酸に強く、
生きたまま腸に到達するという。
結局、無理してヨーグルトを食べなくても、
伝統的な和食である沢庵やぬか漬け、しば漬けを
食べていれば良かったわけである。
戦後、日本人の食生活を欧米化するために、
様々な宣伝がなされてきたが、
そうした情報に行き過ぎたところがあった
ということだろうか。
いい加減な情報に乗せられないように、
僕は食生活に関して
3つの点に気を付けている。
①伝統的な和食を中心にする。
長年にわたって日本人に食べられてきた伝統的な和食は、
それによって日本人の身体が作られてきたことと、
過去の日本人によって人体実験が済んでいることで、
日本人にとって安全性が高い。
②自分の身体の変化に注意する。
たとえば牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするとか、
下痢をするとか、さらにはアレルギー症状など、
食べた後に起こる症状を注意深く観察し、
自分の身体との相性に気をつける。
③常識で判断する。
たとえば、最近、流行した「炭水化物ダイエット」のように、
常識で考えて「タンパク質」が「炭水化物」の
代わりにはならないわけで、
情報の中身を常識のフィルターを通して判断する。
乳製品について否定的な話になってしまったが、
僕は尿酸値が高いので、
それを下げる働きがあるという情報に乗せられて、
今はせっせと乳製品を摂取している。
まあ、「食」に関しては、
好きなものを美味しくいただき、
栄養のバランスにも配慮するというのが
最も大切だと思います。
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