トランプ観戦を台無しにした疑惑の判定

投稿者: | 6月 1, 2019

我が国の国技「大相撲」を

トランプ米国大統領が観戦するという一大イベントが、

今一つ盛り上がりに欠いたものになってしまったのは、

あの疑惑の判定があったことによる。

13日目の朝乃山vs栃ノ心戦。

朝乃山の寄りを栃ノ心が残し、はたき込んだ相撲で、

行事軍配は栃ノ心に上がったが、

栃ノ心のかかとが出ているのではないかと物言いがつき、

結局、行司差し違えで朝乃山の勝ちとなった。

その間、ビデオにより様々な角度から

問題のシーンがテレビに映し出されたが、

そのいずれのシーンでも栃ノ心のかかとは

ついていなかった。

普通なら、かかとが浮いているかついているかは、

俵の外の砂を見ればわかるのだが、

(そのために立ち合いの寸前に呼び出しさんが

土俵を箒で掃いているのである)

残念ながら勝負が決まった後

朝乃山がその部分を手で掃いてしまって、

かかとの部分は確認しようがなかった。

問題はここからである。

6分もの長い協議の間、

ビデオ係からは「出ていないように見える」という意見が出され、

物言いをつけた近くの審判は「右足が出ているように見えた」

と言ったらしい。

そして阿武松審判長は、近くで見ていた審判員の判断を尊重し、

朝乃山の勝ちと決定したのだ。

しかしながら、ちょっと待ってほしい。

文明の利器であるビデオ判定は「出ていない」とし、

最も近くで見ていたはずの行司も「出ていない」と

判断しているのである。

行司は立行司の場合、脇差を身に着け、

差し違えの場合は切腹する覚悟で

勝負に臨んでいるのだ。

それを下から見上げるように見ているだけの

審判の「出ているように見えた」という意見だけで、

差し違えの判定を下すのはいかなることか。

ビデオ判定で明らかに分かる場合や、

俵の外の砂にかかとの付いた跡が残っている場合

でなければ、差し違えの判断をしては

いけないのではないだろうか?

その日のテレビ解説者であった

朝乃山の師匠である高砂親方でさえが、

栃ノ心のかかとは残っているようだ

と言っていたのだ。

この疑惑の判定の翌日、

何としても大関に返り咲きたい栃ノ心は、

鶴竜戦で立ち合いに変化技を見せて

14日目であっさりと朝乃山の優勝が決まった。

そして、すでに優勝の決まった

盛り上がりに欠ける面白みのない千秋楽の相撲を

トランプ夫妻は観戦することになり、

その千秋楽の相撲で優勝した朝乃山は、

御岳海にあっさり寄り切られるという

醜態をさらしたのである。

朝乃山は準優勝の横綱鶴竜とも、

大関の高安とも、関脇の逸ノ城とも対戦していない。

前頭8枚目という番付で、

下位の力士との取り組みで白星を重ね、

豪栄道には勝ったが、栃ノ心戦では

疑惑の相撲で勝ち星を拾い、

米国大統領が初めて大統領杯を贈呈する

優勝者となったのだ。

僕がこんなにケチをつけるのも、

栃ノ心vs朝乃山戦で、審判団がおかしな判定を

下したからなのである。

朝乃山に責任はない。

もし、あの判定が正しく行われていたら、

その後の優勝争いは格段に面白くなり、

トランプ夫妻の大相撲に対するイメージも

大きく変わっていただろうと

残念に思うのである。

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